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校長あいさつ

 本校は,平成24年度に阿伝小・旧早町小・志戸桶小・小野津小の4校が一つになり新生早町小学校として開校し,今年度で10年目を迎えました。

 百有余年の歴史と伝統を誇ってきた旧校区それぞれのこれまでの努力と思いを受け継ぎ,学校教育目標である「社会的自立の基礎を身に付け,心豊かに未来を拓く,早町大好きな子どもを育てる」の実現のため,学力向上を始め,心の教育の充実や体力・気力の向上に日々邁進しています。

 また,保護者,地域の方々の学校に対する思いは熱く,PTA活動はもちろん,学校行事や授業への支援など,様々な面で御理解・御協力を得ながら今日にいたっています。


 現在,本校では「かしこく やさしく たくましく」の校訓の下,71名の児童が毎日明るくのびのびと学校生活を送っています。

 日々の教育活動においては,一人一台のタブレット端末を活用しながら,自ら思考・判断し,豊かに表現できる児童の育成を目指し,児童が相互に考えを広げ深めることができる対話活動を重視した授業実践等に努めています。

 また,総合的な学習の時間等に,島の特産物である白ゴマやそら豆の栽培,喜界島を北限とするオオゴマダラの観察,サンゴの研究等,喜界島の豊かな自然を生かした特色ある教育活動にも力を入れています。令和元年度から「国立教育政策研究所教育課程研究指定校」として,2年間に渡り伝統文化教育を軸とした研究を進めてきました。

 さらに,令和3年度からは,大島教育事務所より「キャリア教育」の実践校に指定され,研究に取組みはじめました。

 情報化や人工知能の発達,環境問題,自然災害,戦争やテロの脅威など,昨今の地球規模の課題は,児童にとってもごく身近な問題となってきており,更に急速な変化が予想されます。また,今年は新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるい日本中に緊急事態宣言も出されました。このような混沌とした社会の中にあっては,児童一人一人が,自ら深く考え判断し,自らの意志でたくましく未来を切り拓いていけるよう,先を見据えた教育が重要だと考えます。小学校での学びは,その基盤となる重要な時期であることを強く自覚し,本校職員一丸となって日々の教育活動に専心する所存です。


 関係の皆様方には,これまでと変わらぬ御理解と御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

      喜界町立早町小学校      

校長 長田 正浩    

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